
ガラス吹き工とは、溶鉱炉で溶かしたガラスに息を吹き込み膨らませて皿やコップなどをはじめとしたさまざまなものを作り出す職業のことを言います。
とても美しくてきれいなガラス細工などを見たことがあると思いますが、それらの作品の数々は全てガラス吹き工の職人さんが手作りしたものなのです。
ガラス吹き工になるには
ガラス吹き工になろうとおもったとき、学歴や資格は一切必要ありませんので、なろうと思ったら誰でもなることはできます。
その代わり制作に耐えることができる強靭な体力と繊細さ、それに芸術的な感性は必要になりますので、興味があるという方は工房に行って体験してみるといいのではないでしょうか。
もしも体験をしてみてもっとやってみたいと思えばやればいいでしょうし、芸術的な面に興味を持てないとか難しいと思うのならばやめておいた方がいいのかもしれません。
ガラス吹き工になるためには熟練の技術が必要になってくるので、長期間の修行をしなければ一人前になることはできません。
当然基礎的なものを学ぶだけでも時間はかかるでしょうし、自分のオリジナルのものを生み出すための努力ももちろんしなくてはなりません。
その為に大きな苦労をすることになるでしょうが、いいものができたときの喜びというのは特に手作業で物を作るガラス吹き工が得ることができるやりがいのひとつではないでしょうか。
収入について
ガラス吹き工の収入ですが、基本的に苦労して作り出したガラス細工でも作品一つ一つの値段は最初のうちはほとんどつくことはないでしょうから、生活するのにもやっとの収入しか得られない可能性はあります。
ただ自らの鍛錬を重ねることによって、自らのブランドとも呼べるガラス細工を作り出すことができるのであればそれは当然大きな値がつくことでしょうし、展示会などへの露出も大きくなるかもしれません。
その場合には大きな収入を得ることができる可能性も出てきますし、それだけでも生活ができるかもしれません。
更に、きちんとした技術を身につけることができれば工房で人を教えることもできますし、時間がかかっても芸術を身に着けたい、手に職をつけたいという方にとっては非常にお勧めできる仕事であるといえます。