ピアニスト

ピアノ

ピアニストには二つの意味があります。
一つは単にピアノを演奏する人という意味で、一つの演奏でピアノを担当していればその人はピアニストで、その場合にはプロ、アマ、新人、ベテラン、技量のレベルを問いません。

もう一つの意味は、ピアノを弾くことで生計を立てる人のことです。
ピアノで生計を立てるためには、技量が優れていて、ある程度のキャリアも必要です。

そして、プロのピアニストでも様々な音楽ジャンルがあります。
クラッシック、ジャズ、ポピュラー音楽などです。
中には弾き語りをする人もあります。

幼少期からピアノに慣れ親しんだ人が多い

ピアニストになるための身体的資質といえば、手が大きく指先が器用なことです。
曲によっては驚異的な速さで指を動かさなければならない仕事です。
しかも、鍵盤をなでるように弾く時もあれば、たたくように弾くこともあります。
このように思うままに強弱をつけるためには、相当な力も必要です。

ピアニストはほとんどの場合、幼少期からピアノを習った人です。
幼少期からピアノを習う人は非常に多く、ぞの中のごく一部の人が単なる習い事の域を出てピアニストの道を目指します。
ジャズピアニストやポピュラー音楽のピアニストも幼少期からある年齢までクラッシックを勉強した人がほとんどです。

ピアニストは幼少期から相当の年齢までは習う立場なのでその間の費用がかかります。
海外のコンクール出場の費用や著名な音楽学校の費用なども必要です。
また、練習時間は日に10時間ともいわれます。
アルバイトをしながらというわけにも行かないのが現実です。

ジャズピアニストやポピュラー音楽のピアニストはほとんどの場合、芸能事務所に所属します。
この場合には、自ら売り込むなどの努力が必要です。
また、好きなミュージシャンに自分から売り込んでそのミュージシャンのユニットに入れてもらう方法もあります。
ライブ活動などを通して、音楽関係者の目に留まる努力もしなければなりません。

コンクールへの出場がプロへの一歩

クラッシックに於けるピアニストの道は非常に苛烈で、多くの人が幼少期から専門的な音楽教育を受けます。
音楽大学への進学もその一つです。
そして、数々のコンクールに出場して賞を狙います。

コンクールの成績によっては著名な音楽学校の入学を認められる機会にもつながります。
著名な音楽学校で学ぶことが、著名なコンクールに出場する機会に繋がります。
これらの賞と学歴がピアニストとしてのキャリアになります。

演奏家として観客を集められるピアニストになるか、オーケストラなどの専属ピアニストになればピアニストとして生計をたてられるようになります。

また、指導者の道もあります。
音楽学校や音楽大学で教えたり、自分のピアノ教室を持ったりします。
幼児教育の世界で頑張るピアニストもいます。

いずれにしても、若い時期に厳しいレッスンを続けた実績のある人たちです。